ロ軍、マリウポリ停戦も攻撃再開

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共同通信

 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナ南東部マリウポリで1日夜から2日未明にかけ、アゾフスターリ製鉄所に残っていた民間人の第1陣が退避を終えた後に、ロシア軍が激しい砲撃を再開した。ゼレンスキー大統領が侵攻後初となる停戦実現を表明したばかりだった。2日朝に予定されていた退避第2陣は開始が遅れ、難航しているとみられる。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズは1日、ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長が先週後半、ウクライナ東部を訪れたと報じた。軍最高幹部が最前線を訪れるのは極めて異例。膠着する東部戦線の「流れを変える」意図とみられる。