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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は3日までに、ウクライナに侵攻したロシアへの追加制裁の一環としてロシア産石油の輸入禁止に向け調整を本格化させた。欧州委員会が近く制裁案を提案し、週内に各国間で議論する見通し。エネルギーの対ロ依存度の大きい国は即時禁輸が困難なため、年末までに段階的に禁輸を進める案が検討されているもようだ。
石油禁輸を巡っては、積極姿勢のポーランドなどに対し、EUの有力加盟国ドイツは早期の実施に消極的だった。だがロイター通信によると、ハーベック経済・気候保護相は2日「ドイツは何とか(ロシア産)石油の禁輸ができる状況に達した」と述べた。