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共同通信
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【ニューヨーク共同】米バイオ医薬品大手バイオジェンは3日、ボナッソス最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。米メディアによると、日本のエーザイと共同開発したアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」の商用化が難航したことによる責任を明確化するとみられる。
ボナッソス氏は後任のCEOが任命されるまで職務を続ける。アデュカヌマブは日本や欧州で承認が見送られたことから、バイオジェンは同時に販売インフラの縮小などの合理化策も発表した。
アデュカヌマブは、患者の脳内に蓄積して神経細胞を壊すタンパク質「アミロイドベータ」を減らし、症状の進行抑制を狙う初の治療薬。