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過去に「情緒障害者」に指定
ヘイトクライムの加害者の約半数


ヘイトクライムに基づく暴行事件に関連して、今年、逮捕された加害者の半数近くが、以前に情緒障害者と指定されていたことがわかった。ゴッサミストが4日、報じた。
ニューヨーク市警(NYPD)のアンドリュー・アリアス警視は、3日に行われた公聴会で、2022年に逮捕された100人の容疑者のうち47人が、過去に情緒障害のある人物(EDP)として記録されていたことを発表した。NYPDのパトロール指針によると、EDPとは、「精神疾患または一時的に錯乱したように見える人物」であると説明されている。
市では1月1日から5月1日の間に、202件のヘイトクライムが確認されている。これは、21年同時期から27%の増加となる。反ユダヤ主義的な事件が今年最も増加し、72%増えていた。また、コロナの大流行を受け、アジア系・太平洋諸島系を標的としたヘイトクライムが著しく増加していた。アジア系コミュニティのメンバーに対するヘイトクライムは、昨年の67件から今年の同時期には25件と、22%減少していたものの、パンデミック以前のレベルを大幅に上回っていた。
ヘイトクライムに基づく暴行事件は、NYPDの取り締まり、戦術、人員配置に対する監視を強化し、公共スペースで暮らすホームレスなどに精神衛生サービスを提供する市の取り組みに対する新たな疑問を生んだ。
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