戦勝記念日を前に攻防激化

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共同通信

 【キーウ共同】ロシア軍とウクライナ軍は7日も東部2州で激しい攻防を続けた。米国防総省のカービー報道官は「集中的な砲撃が日々行われている」と述べた。愛国心が高揚する対ドイツ戦勝記念日を9日に控えるロシアは2州の完全制圧を狙っているとみられるが、同日までの達成は困難な情勢。プーチン大統領は戦勝記念日に演説する予定で、戦況の説明が焦点となる。

 ロシア国防省によると、ロシア軍は6日、東部ドネツク、ルガンスク両州を中心にミサイルなどで攻撃。東部ハリコフ州では欧米が供与した大量の武器を破壊した。一方、ウクライナ軍はハリコフ州で五つの集落を奪還したと発表した。