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共同通信
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北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、第1管区海上保安本部などは8日、船舶と航空機で依然行方不明となっている12人の捜索を続けた。専門業者「日本サルヴェージ」が派遣した作業船「新日丸」も現場海域で、搭載した高性能な水中カメラによる船体調査を始めた。
1管はロシアが実効支配する北方領土・国後島周辺の海域でも巡視船で捜索。7日からは北東方向に範囲を拡大した。
事故は4月23日に発生。同29日には救助要請があった付近の深さ約120mの海底で船体が見つかった。今月3日に初めて水中カメラが船内に入ったが、不明者は写っていなかった。