サウジ国王が検査入院、86歳

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共同通信

 【ベイルート共同】世界最大級の産油国、サウジアラビアの国営通信は8日、サルマン国王(86)が7日、検査のため西部ジッダの病院に入院したと伝えた。容体などの詳細は明らかにされていない。

 国王はこれまでも体調不良説があった。国営メディアが国王の体調を明らかにすることは珍しいが、2020年7月には国王が胆のう炎の検査のため首都リヤドの病院に一時入院したと伝えている。

 サルマン国王はアブドルアジズ初代国王の実子でリヤド州の知事などを務め15年に即位した。サウジはイスラム教の聖地メッカとメディナを抱え、アラブ世界の重鎮として国王は大きな権威を保持している。