赤ちゃんポスト15年を前に会見

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共同通信
赤ちゃんポスト開設から15年となるのを前に、記者会見する慈恵病院の蓮田健院長=9日午前、熊本市

 親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の開設から10日で15年となるのを前に、熊本市の慈恵病院の蓮田健院長が9日、記者会見した。子どもの出自を知る権利を損なうとの批判があることについて「(匿名性に)配慮しないと、赤ちゃんの命や健康が損なわれる。出自より命が優先だ」と改めて強調した。

 ポストは2007年に設置され、20年度までに159件の預け入れがあった。08年度が25件と最多で、以降は減少傾向。20年度は過去最少の4件だった。