知床沖事故、犠牲者へ絶えぬ献花

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共同通信

 北海道・知床沖の観光船沈没事故で、斜里町は10日、町B&G海洋センターに設置された献花台を報道陣に公開した。「全員見つかりますように」「家族の元に帰ってほしい」。道内外から観光客を含む多くの人々が犠牲者を悼み、花束は500を超えた。

 事故では3歳女児も亡くなった。献花台にはたくさんの花のほか、キャンディーなど子ども向けのお菓子と一緒に「ゆっくり休んでね」とメッセージが添えられた供え物もあった。北雅裕副町長は「全国から献花に来ていただき、本当にありがたい」と語った。

 函館市の岸田早苗さん(75)は「これから楽しいことがあっただろうに」と語った。