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共同通信
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今年2月、福島県塙町の女性(75)が殺害され、奪われたキャッシュカードで計300万円が引き出された事件で、福島家裁郡山支部(池上弘裁判官)は9日、強盗殺人と窃盗などの疑いで家裁送致された孫で建築板金業の男(19)=同県矢祭町=の少年審判を開き、検察官送致(逆送)を決定した。
福島地検郡山支部が近く、起訴するとみられる。男は改正少年法が規定する18、19歳の「特定少年」に当たり、起訴後は実名報道が可能となる。
池上裁判官は決定理由で「交際相手へのプレゼントなどに300万円全額を散財した」と指摘。「刑事処分以外の措置が相当と認める事情はない」と結論付けた。