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共同通信
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病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産制度」を実施している熊本市の慈恵病院は10日、制度の利用を望んでいた女性が出産したことを明らかにした。昨年末に続き2例目で、11日に記者会見し、説明する予定。
制度は孤立出産を防ぐため、病院が2019年に独自に導入。生まれた子どもの戸籍を巡り、熊本地方法務局は2月、病院の質問状に対し、出生届を提出しなくても、市区町村長の職権で戸籍の記載ができると回答していた。
熊本市は制度の法整備を求めているが、岸田文雄首相は2月、参院予算委員会で「現行制度下でも対応可能」との見解を表明している。