アフガン、食料危機続く

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共同通信

 【イスラマバード共同】世界食糧計画(WFP)などは10日までに、イスラム主義組織タリバンが暫定政権を樹立したアフガニスタンで6月から11月にかけ、人口の45%に当たる1890万人が深刻な食料危機に陥るとの予測を発表した。小麦の収穫期を迎え3~5月の1970万人と比べ若干改善するが、「かつてない水準の飢餓が継続する」とみている。

 アフガンでは5~8月に小麦の収穫期を迎え、人道支援の拡大も状況改善に寄与した。ただ、降水量の少なさから収穫量は平年を下回る見込み。ロシアによるウクライナ侵攻で国際的な食料や燃料価格も高騰。状況改善の妨げとなった。