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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ南部の港湾都市オデッサやその近郊で9日、ロシア軍によるミサイル攻撃が相次いだ。ロシア軍はドネツク州マリウポリのウクライナ側の最後の抵抗拠点、アゾフスターリ製鉄所への攻撃も再開、籠城部隊掃討への動きを強めた。ロシアが完全掌握を狙う東部2州の戦況が膠着する中、国威発揚の機会だった9日の対ドイツ戦勝記念日でプーチン大統領は戦果を誇示できず、戦闘は長期化の様相を呈している。
黒海に面するオデッサはウクライナを代表する主要港湾で、穀物の積み出し港。ウクライナ軍などによると、9日夜にロシア軍によるミサイル攻撃がオデッサ各地であった。