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共同通信
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沖縄県の玉城デニー知事は10日、岸田文雄首相と首相官邸で会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設断念や日米地位協定の見直しを求めた建議書を手渡した。首相は「米軍基地の負担軽減に引き続き努力していきたい」と述べた。
会談で玉城氏は、辺野古移設に関し「対話によって解決する方法を模索してほしい」と要請した。首相は「思いを受け止め、建議書を読ませてもらう」と応じた。会談後、玉城氏が記者団に明らかにした。
建議書は、米統治下の琉球政府が復帰前の1971年秋にまとめた「復帰措置に関する建議書」を踏まえたもので、今月7日に公表した。