Published by
共同通信
共同通信
国土交通省は11日、北海道・知床沖の観光船沈没事故を受け、小型旅客船の安全確保を話し合う有識者委員会の初会合を開いた。厳罰化を含め事業者の法的規制や国の監査を強化し、安全管理を徹底する。抜き打ち検査や、通信設備や救命具について気象条件に応じた地域別ルールの導入を検討。利用者が事業者の安全情報を確認できる仕組みも議論する。7月に中間取りまとめを行い、海上運送法や船舶安全法などを改正する。
斉藤鉄夫国交相は会合で「実効性ある対策の在り方を検討してほしい」と述べた。有識者委は船舶の専門家ら14人で構成、委員長には山内弘隆一橋大名誉教授が就いた。