Published by
共同通信
共同通信
国土交通省は11日、北海道・知床沖の観光船沈没事故を受けて実施している緊急安全点検で、救命設備の劣化や、点検記録簿の未記載といった不備が24事業者で見つかったと明らかにした。いずれも行政処分などが必要な重大な違反ではなく、改善を要請した。
緊急点検は全国の旅客船運航事業者が対象で4月25日から、地方運輸局の監理官らが現地調査。5月6日までに172事業者の点検が終了し、約1割に当たる24事業者に改善を指摘した。
具体的には、船に備え付けてある救命胴衣が劣化したり、船名表示が欠落したりするケースがあった。