虐待疑い、最大60人処分も

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共同通信

 職員らが入所者に不適切な対応をしたとされる神奈川県立知的障害者施設「中井やまゆり園」を巡り、県は11日、外部調査委員会が虐待の疑いを指摘した五つの事例で、懲戒処分対象となる職員らが最大約60人に及ぶ可能性があると明らかにした。

 外部調査委は4月、2020年に入所者の肛門内からナットが見つかるなどした計5例に虐待の疑いがあると認定した。5例のうち、入所者に繰り返しスクワットをさせたケースで処分対象の職員が最も多く、約40人に上る見込み。

 県はさらに調査を進めて事実を確認し、処分内容を判断する。