15日にAAPIパレード
アジア・太平洋諸島系アメリカ人(AAPI)の「貢献を顕彰」
アダムズ市長は11日、ニューヨーク史上初となるアジア・太平洋諸島系アメリカ人(AAPI)の文化と伝統を祝うパレードを実施すると発表した。
今月はAAPI伝統月間。市内のAAPI人口は全米2位でもある。「ヘイトクライム対応策を講じる一方、AAPIを支援し励ますことは意義深い」とアダムズ氏は指摘。「ニューヨーク初のパレードを通じ、長年にわたる市への貢献を顕彰したい」と抱負を語った。パレードは午前10時45分にスタート。6番街を西44丁目から西55丁目まで北上する。
アジア系住民支援団体は一様に歓迎の意を表明している。韓国系米国人コミュニティー・エンパワーメント委員会のジョン・パク委員長は「プエルトリカン・デー・パレードなどを見て魅了されたきた。韓国系ニューヨーカーが6番街を行進する日が訪れるとは、夢にも思わなかった」と感慨深げに話した。
アジア系住民に対するヘイトクライムは今年第1四半期に17件。昨年同期の38件に比べて減少している。昨年は131件と前年の28件から急増したため、アジア系住民のアダムズ氏に対する不満も聞かれる。チャイナタウンではホームレスシェルター新設計画への反対を受け、計画の見直しを迫られるなどの対応に追われている。
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