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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナで非武装の民間人を銃殺したとして訴追されたロシア軍兵士ワディム・シシマリン被告(21)の初公判が13日、ウクライナの首都キーウの裁判所で開かれた。ロシアによる侵攻後、戦争犯罪を裁く初の裁判。
報道陣でごった返す中、丸刈り頭に青とグレーのパーカ姿のシシマリン被告は警備員に囲まれて出廷。ガラス張りの小さな部屋で、ロシア語の通訳を介して人定質問に落ち着いた表情で淡々と答えた。
検察側によると、シシマリン被告は戦車部隊の分隊長だった2月24日にウクライナに侵攻。同28日、北東部の村で非武装の62歳の民間人男性に発砲し、殺害したとされる。