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共同通信
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米統治下から日本に復帰して50年の節目を翌日に控えた沖縄県で14日、過重な米軍基地負担の解消を訴える「平和行進」が行われた。住宅や学校が周囲に密集し「世界一危険な米軍基地」とも呼ばれる普天間飛行場(宜野湾市)付近から、嘉手納基地(嘉手納町など)付近までの約9キロを行進。沖縄の人々が復帰時に抱いた「基地のない平和な島」への願いを訴える。
半世紀たった今も、国土面積の0.6%に過ぎない沖縄に在日米軍専用施設面積の7割が集中。1996年には日米両政府が普天間飛行場の返還で合意したが、名護市辺野古移設を推進する国と反対する県の対立が続き、返還は実現していない。