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共同通信
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【パリ共同】日米欧やロシアなどが国際協力でフランスに建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)の機構長を務めていたベルナール・ビゴさんが14日、病気のため死去した。72歳だった。ITERが発表した。詳しい死因は不明。
ITERなどによると、1950年にフランス中部ブロワで生まれた。高等師範学校で学び、物理化学の博士号を取得。研究、教育活動に携わった後、2009~15年に原子力・代替エネルギー庁長官を務め、15年にITER機構長に就任した。
ITERは、核融合反応で生じるエネルギーを発電に利用できるかどうかを実験する施設。