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共同通信
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沖縄県内にある米軍弾薬庫について、自衛隊による共同使用案が日米両政府内に浮上していることが分かった。軍備拡大を続ける中国を念頭に、南西諸島の防衛体制を強化する狙い。複数の政府関係者が14日、明らかにした。15日は沖縄の日本復帰50年。米軍の基地機能や自衛隊の能力の向上に加え、日米一体化が加速している実態が改めて浮かび上がった形だ。
米軍は沖縄県内に、嘉手納弾薬庫地区などを保有する。共同使用が実現すれば、自衛隊にとって、有事の際の弾薬確保に役立ち、戦闘を継続する「継戦能力」維持につながるとの利点もある。