運航補助歴「4年半」と社長申告

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共同通信

 北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)が昨年3月、自らを「運航管理者」に選任したと国に届け出た際、「4年半にわたり、会社で運航管理補助の経験がある」と申告していたことが14日分かった。この期間中に同社に在籍した男性は「補助は全くやっていない」と証言。国土交通省は特別監査に着手し、実態解明を進めている。

 国交省への取材によると、桂田社長は北海道運輸局に自らを運航管理者に任命したとする書類と自社作成の資格証明書を提出。16年10月~21年3月、運航管理補助の経験があるなどと記入していた。