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共同通信
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【ワシントン共同】北朝鮮が北西部寧辺の核施設で凍結されていた原子炉建設を再開した兆候があることが、米専門家らによる衛星画像の分析で15日までに分かった。完成時期は不明だが、プルトニウム生産能力が10倍に高まる可能性があるという。
米ミドルベリー国際大学院モントレー校の核専門家ジェフリー・ルイス氏らが10日に分析を発表した。この原子炉は1994年に建設が凍結された。
衛星画像を分析したところ、原子炉の冷却系統と、冷却用の水をくみ上げるポンプ場を結ぶパイプラインを敷設している状況が写っていた。4月20日に建設機器が見え、5月7日にはパイプが埋められていた。