190キロ以上流された可能性も

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共同通信

 北海道・知床沖の観光船沈没事故で、水難学会は16日、海上の風や潮のデータを基に試算した結果、行方不明者は知床半島から190キロ以上流されている可能性があると発表した。同学会理事で、海岸工学などが専門の犬飼直之長岡技術科学大准教授が算出した。事故では14人が死亡、12人が行方不明となっている。

 犬飼准教授によると、11~14日午前に北もしくは北西の風が続いた影響で、不明者は14日までに半島から北へ190キロ以上流された可能性があるとした。今後はさらに北北東に流されると予測する。

 9日に発表した試算結果では、北東へ約60キロ流されている恐れがあるとしていた。