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共同通信
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震度6強を観測した3月の地震で東北新幹線が長期運休したことを受け、国土交通省は17日、JR各社に新幹線の耐震工事の前倒しを要請する方向で検討すると明らかにし、費用捻出のために運賃の値上げ容認を議論する可能性にも言及した。JR東日本の関係者は戸惑いを隠せず、値上げには慎重な姿勢を示している。
JR各社によると、耐震化が必要な設備の施工状況は、東北、上越新幹線が3月末時点で電柱11%、高架橋の柱66%となっている。東海道新幹線は電柱100%、高架橋はほぼ完了した。山陽新幹線は電柱41%、高架橋98%。