トルコ大統領、懸念に「理解を」

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共同通信
トルコのエルドアン大統領=2021年6月、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は18日、北欧フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を歓迎する各国に対し、トルコにとって重要な安全保障上の懸念を「理解し、尊重し、可能なら支持することを期待する」と訴えた。首都アンカラで開かれた与党の会合で語った。

 北欧2国のNATO加盟にはトルコを含む全加盟国の承認が必要になる。トルコは2国が、トルコがテロ組織とみなす非合法組織クルド労働者党(PKK)や隣国シリア北部のクルド勢力を支援していると非難し、加盟を承認するかどうか態度を保留している。