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共同通信
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自民党岸田派(宏池会、45人)は18日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開き、夏の参院選勝利に向けて結束を確認した。岸田文雄首相は昨年の党総裁・首相就任後も会長にとどまり、毎週木曜の定例会合にたびたび出席。「ポスト岸田」の一人とされる林芳正外相の存在も意識し、派内固めに腐心している。
自民党の首相は在任中に派閥を離脱する慣例だが、岸田氏は派閥会長を続け、例会にも月1回以上参加している。首相の座を目指すと公言している林氏は、派内ナンバー2の座長として首相より頻繁に出席しており「派閥を空けると主導権を失いかねない」(宏池会関係者)との警戒心がにじむ。