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共同通信
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JR西日本の長谷川一明社長は18日、定例の記者会見で、1キロ当たりの1日の平均乗客数(輸送密度)が2千人未満で赤字となっている在来線区間について「今のままではいけないのは事実」とし、路線の在り方を見直す必要性を改めて強調した。その上で、赤字を公表した17路線30区間の沿線自治体に、協議の場を設けるよう要請していると明らかにした。
長谷川社長は「地域としてどういう交通体系がふさわしいのかを一緒に考えていただけませんか、と申し上げていきたい」と述べた。
JR西は4月、利用者数がきわめて少ない路線区間の赤字を初めて公表した。