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NY市、屋内でのマスク着用求める
アダムズ氏「義務付け段階ではない」

ニューヨーク市保健当局は16日、新型コロナウイルス流行の第5波により、感染率が高い地域の出現や入院者数が増えているため、市内全域のオフィスや食料品スーパー、その他の公共屋内施設内でのマスク着用を強く求めた。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
ワクチンを接種していない5歳未満の子供のほか、65歳以上の人など重症化リスクが高い人たちに対しては、不要不急の屋内集会への参加を避け、人混みに近づかないよう呼びかけている。
アダムズ市長は「マスクを義務付ける段階ではない」と述べるとともに、今後の状況を注視する見解を強調。その上で、義務化に踏み切る意向はないとしつつ「仮に(入院者急増などで)市内の病院が緊急事態に陥るか、陥るような傾向を示す事態になり、医師たちが私に対し、必要な対処方法を伝えてくるのであれば、彼らの言う通りにするつもりだ」と述べ、専門的知見に従うとの認識を示した。
ニューヨーク・タイムズの集計によれば、ニューヨーク州全体では1日当たり平均22人(15日時点)が死亡。ここ2週間で27%増えたものの、今年1月下旬の平均200人以上と比べれば、少ない。ただ、ニューヨーク市内には、収容率が90%に達している病院も出てきているという。
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