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共同通信
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北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、同じ斜里町のウトロ港を拠点とする大型観光船「おーろら」が20日、運航を始めた。行方が分からないカズワンの乗客乗員12人の捜索に影響が出ないよう、沈没現場付近を通らないコースに限定。安全対策を徹底し、その広報も意識して力を入れた。
おーろらを運航する「道東観光開発」(網走市)によると、当初は4月28日から今シーズンの運航を開始する予定だった。同23日に事故が発生したことを受け、海上保安庁の不明者捜索に協力するなど、1カ月近く運航開始を遅らせた。