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共同通信
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2020年7月の豪雨で被災したJR肥薩線の復旧を巡り、国土交通省が約235億円の費用のうち百数十億円を公共事業で賄う方向で検討していることが19日、関係者への取材で分かった。さらに被災鉄道の復旧支援制度を適用すれば、JR九州の負担額は数十億円に圧縮される見通し。
JR九州の負担を軽減し、熊本県や沿線自治体が望む再建につなげる。国交省と県、JR九州による会合を20日に熊本市で開き、案を示す。
肥薩線は熊本、宮崎、鹿児島の3県を通る。豪雨で球磨川が氾濫して鉄橋2本が流失するなど約450カ所が被災、八代(熊本)―吉松(鹿児島)の86.8キロが不通となっている。