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共同通信
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【ロンドン共同】英国防省は21日、ロシア軍の装備を巡り、戦闘機や迫撃砲などでの攻撃目標を特定するために使用する偵察用無人機が不足している可能性があるとの戦況分析を発表した。現在のペースで無人機を失い続ければロシア軍の偵察能力は一段と弱まり、作戦の効果に悪影響を及ぼすとの見方を示した。
分析では、一般的に無人機は敵軍に撃墜されるリスクが高く、電波妨害の影響も受けやすいため、損耗が激しいと指摘。その上で、ロシアは欧米から科された制裁によって国内での製造能力が打撃を受け、無人機の不足に拍車がかかっているとの見方を示した。