戦争遺構を小学生が案内

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共同通信

 大分県宇佐市で21日、第2次大戦末期に旧日本軍の特攻隊の訓練地にもなった「宇佐海軍航空隊」の施設跡を地元小学生らの案内を聞きながら巡るイベントが、新型コロナウイルス禍に伴う中止を経て3年ぶりに開かれた。「この掩体壕は体育館の2倍ほどの大きさ」「ウクライナでの戦争が遠い国の話ではないことを知って」―。自身の考え方も交えた児童らの説明に、参加者約150人が耳を傾けた。

 約10キロを歩きながら、塀に米軍の機銃掃射の跡が残る小学校や、軍用機を空襲から守る掩体壕などを見学する「宇佐航空隊平和ウォーク」。平和学習の一環で、市内4校の6年生約40人がガイド役を務めた。