知床沈没、船体の引き揚げ本格化

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共同通信
北海道・網走港を出港する作業船「海進」(手前)=22日午後

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、「日本サルヴェージ」の作業船「海進」が22日夕、沈没現場に向け網走港を離れた。23日にも船体の引き揚げ作業が本格的に始まる。事故は同日で発生1カ月。乗客乗員12人の行方は分からないままで捜索が続く。第1管区海上保安本部(小樽)は、運航会社社長や船長の業務上過失致死容疑で捜査を進めるほか、船体を分析して事故原因の解明を急ぐ。

 カズワンは知床半島沖の水深約120メートルの海底に沈む。