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共同通信
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先進7カ国首脳会議(G7サミット)の広島開催について、被爆者や市民は23日、世界に核兵器廃絶を訴える格好の機会と歓迎した。一方で「核軍縮へ具体的な目標を定めなければ意味がない」とくぎを刺す意見も。同じく被爆地の長崎からは、各国首脳の訪問を求める声が上がった。
広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(77)はロシアのウクライナ侵攻が続く現状に触れ「核兵器が使われる可能性が高まっており、被爆地で開催される意義は大きい」と評価した。米国が日本防衛に関与する「拡大抑止」には「軍事力で対決しても何も解決しない。対話を重ねる外交を重視してほしい」と話した。