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共同通信
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【キーウ共同】ロシアのウクライナ侵攻から24日で3カ月、停戦協議が頓挫している。3月の協議で一時和平に近づいた後、交渉は暗礁に乗り上げ、東部を中心に戦闘が激化。南東部の要衝マリウポリの製鉄所で抵抗を続け投降した部隊の処遇や、捕虜交換を巡る駆け引きも続いている。戦闘の長期化により世界的な食料危機に懸念が高まっている。
ウクライナは3月29日のトルコでの停戦協議で、周辺諸国などによる安全保障と引き換えに北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念、ロシアに強制編入されたクリミア半島の地位についても今後15年間の協議で決するとの妥協案を示した。