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共同通信
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岸田文雄首相は24日、オーストラリアのアルバニージー新首相と東京都内で会談した。前政権との間で進めた安全保障や経済分野の関係を一層強化し、安保協力を巡る新たな首脳宣言の作成に向けて調整を進める方針で一致した。自衛隊と豪軍部隊の相互往来に関する「円滑化協定(RAA)」の早期発効を目指すことも申し合わせた。
会談冒頭、岸田首相は「安保環境が厳しくなる中、両国の関係強化と『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた取り組みが求められている」と強調。アルバニージー氏は対中強硬路線だった前政権の外交方針を引き継ぐ意向を示した。