殺害依頼実行役に懲役19年

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共同通信

 宮城県柴田町の住宅で2020年、依頼を受け男性を殺害したとして、殺人罪に問われた愛知県岩倉市の無職森満被告(46)の裁判員裁判で、仙台地裁(中村光一裁判長)は25日、懲役19年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。

 検察側は、報酬を得るために標的を殺害する必要があると認識し、犯行に及んだと指摘。弁護側は、殺意がなかったと主張していた。

 起訴状によると、宮城県山元町の岩見尭明被告(28)=同罪で起訴=や氏名不詳者と共謀し20年9月11日、包丁で毛利哲雄さん=当時(74)=の胸や腹の辺りを突き刺すなどして殺害したとしている。