農業用供給、試験的に再開

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共同通信

 愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」の大規模漏水で、東海農政局は25日、農業用水の供給が止まっていた一部地域を対象に給水を試験的に再開した。水をくみ上げる仮設ポンプ増設で供給に必要な取水量が確保された。試験実施の状況を踏まえ、5月中に明治用水を利用する全域に給水したい考え。

 用水を管理する土地改良区によると、通水するのは「中井筋上倉用水」など四つの水路。安城市や刈谷市などを流れている。

 農業用水は矢作川などから水を明治用水に取り込み、複数の水路を通じて各地の農地に届く仕組み。