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粉ミルク不足で非常事態宣言
NY市、値上げ幅10%に制限へ

乳児用粉ミルクの不足が全米で深刻化していることを踏まえ、ニューヨーク市のアダムズ市長は、市内に非常事態宣言を出した。宣言発出により、市当局は粉ミルクの価格について、非常事態宣言の30~60日前の価格と比較した値上げ幅を10%に制限し、価格高騰を防ぐことが可能となる。NY1が22日、伝えた。
アダムズ氏は声明で「全米で起きている粉ミルク不足は、ニューヨーク中の家族に想像を絶する痛みと不安を与えており、可及的速やかに行動する必要がある」と指摘。非常事態宣言については「危機を利用し、必要不可欠な商品の価格を吊り上げようとする小売業者を取り締まるのに役立つ。苦境に置かれている母親や家族に対する私たちのメッセージはシンプルだ。ニューヨーク市は、この困難な時期に皆さんを支援するために全力を尽くす」と意義を強調した。
ニューヨーク市によれば、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカット各州のトライステートエリアで、小売業者の40%以上が粉ミルクの在庫を切らしているという。非常事態宣言下で、業者らに課せられる罰金は、初回違反で260ドル、3回目以降になると、350ドルに上る。被害を受けた市民は、https://www1.nyc.gov/site/dca/index.pageや311への電話を通じて「オーバーチャージ」と申し出て、苦情を伝えることができる。
市長室は、粉ミルクが市民に行き渡るよう、複数の市当局機関が連携して、改善策に取り組む意向を明らかにした。具体的な中身については、言及していない。
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