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共同通信
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三菱電機は25日、一連の検査不正に関し、外部専門家で構成する調査委員会による3回目の報告書を公表し、昨年12月の2回目の報告書発表以降、15拠点で計101件の不正が新たに判明したと明らかにした。不正は前回までの47件から大幅に拡大し、計148件となった。同社の全22拠点のうち7割に当たる16拠点で不正が発覚したことになる。
報告書によると、姫路製作所(兵庫県姫路市)では今月まで、顧客の指定とは異なる方法でインバーター(電力変換器)を製造する不正をしていた。必要な設備がなく、導入に多額の支出が必要なため、性能に問題はないと正当化していた。