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共同通信
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岸田文雄首相は25日の衆参両院の本会議で、日本の厳しい安全保障環境を踏まえ、防衛力の抜本的強化に向けて「裏付けとなる予算をしっかり確保する」と強調した。立憲民主党は増額ありきの議論となり、国民生活を圧迫しかねないと強くけん制。審議入りした2022年度補正予算案について「遅い、小さい、中身がない」と対決姿勢を鮮明にした。夏の参院選をにらんだ与野党攻防が本格化した。
防衛費を巡り、首相は、日米首脳会談で「相当な増額」への決意を伝達。防衛費増は「国際公約」となった形だ。立民は、財源の裏付けなく増やしていけば「総合的な国力の低下を招きかねない」と訴えた。