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共同通信
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経営難に陥った自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ、さいたま市)が、現在の親会社である米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)主導の再建案をまとめたことが26日分かった。金融機関に対し債権放棄を中心に総額で約4500億円の金融支援を要請し、KKRが約830億円の第三者割当増資を引き受けるのが柱だ。海外工場の統廃合など大規模なリストラにも踏み切る。
マレリの負債額は1兆円規模に膨らみ、私的整理の一種「事業再生ADR」の手続きに従って再生を目指している。KKRなどが支援に名乗りを上げたがスポンサー探しが難航していた。