Published by
共同通信
共同通信
【マニラ共同】米海軍が約30年前に基地を撤収したフィリピン北部スービック湾で、フィリピン海軍は26日までに新たな用地を確保し、基地として運用を始めたと発表した。米軍も共同利用する可能性がある。スービックが面する南シナ海で軍事活動を活発化させる中国をけん制する狙い。スービック港湾公社幹部によると、旧米海軍基地を民間転用した空港の一部でも、フィリピン空軍が監視任務のため駐留する計画だ。
港湾公社のパウリノ総裁は、中国を名指しし「ドゥテルテ政権は海軍の改善に尽くしたが、中国海軍の強力な能力に対しては不十分。米海軍のプレゼンスは均衡を取るのに役立つ」と強調した。