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共同通信
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【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は26日、首都ワシントンで中国政策について演説し「中国による最も深刻で長期的な国際秩序に対する挑戦に重点を置き続ける」と述べ、覇権争いを勝ち抜くため注力する方針を示した。「新冷戦は望まない」とも強調し、中国が軍事圧力を強める台湾情勢を念頭に偶発的な衝突回避に向けて対話の促進も図るとした。
ブリンケン氏は「中国共産党が習近平総書記(国家主席)の下、国内で抑圧的、国外で攻撃的になっている」と名指しで批判。米中両国は「世界で最も複雑で重大な関係」と指摘し、インド太平洋地域を重視し続ける姿勢を鮮明にした。