パレスチナ活動家、出所を祝福

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共同通信

 1974年のハーグ事件で有罪判決を受けた「日本赤軍」の重信房子元幹部の刑期満了による出所について、70年代にレバノンで活動を共にしたパレスチナ解放人民戦線幹部のライラ・ハリド氏は「仲間と共に祝福する」と語った。ヨルダンで4月、共同通信の取材に応じた。

 ハリド氏は「パレスチナ難民キャンプで支援活動に携わり、窮状を日本に伝えてくれた」と感謝した。

 重信元幹部の裁判にも出廷し「彼女は武装闘争(ハーグ事件)に関与する立場にはなかった」と証言したハリド氏。「裁判では『刑務所に入れるのではなく、褒賞を与えるべきだ』と訴えたが、裁判官は理解できなかった」と指摘した。