将棋の里見、女性初の本戦へ

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共同通信

 将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)予選決勝は27日、大阪市の関西将棋会館で指され、里見香奈女流四冠(30)が古森悠太五段を破り、女性初の本戦トーナメント進出を決めた。これで公式戦直近の成績が10勝4敗となり、プロ棋士編入試験を受ける資格も女性で初めて得た。

 タイトル戦の本戦は挑戦者を決める最終ラウンドに当たり、これまで予選を突破した女性はいなかった。里見四冠は約30人が出場する棋王戦本戦トーナメントで、渡辺明棋王への挑戦を目指す。

 編入試験は新人の棋士5人と対戦、3勝で合格となる。これまで女性の棋士は誕生していない。