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共同通信
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北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、船体を載せた作業船「海進」が27日午後、網走港に到着した。接岸後、第1管区海上保安本部(小樽)が船内の状況を調べ、乗客の家族らに報告する。
海上保安庁の委託を受けた専門業者「日本サルヴェージ」が沈没した海域でカズワンをつり上げ、えい航していたが、24日に182メートルの海底に船体が落下した。26日に再びつり上げ、27日未明、海進の船上に引き揚げた。
4月23日に発生した事故では、これまでに乗客14人が死亡。なお乗客10人と乗員2人の行方が分かっておらず、1管などは洋上で捜索を続けた。