激戦地知事、撤退に言及

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共同通信
26日、ウクライナ・ルガンスク州ポパスナで通りを走る親ロシア派の軍用車両(ロイター=共同)

 【リビウ共同】ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は27日、通信アプリへの投稿で、攻勢に出るロシアが9割超を制圧したと宣言する激戦地の同州を巡り、ウクライナ軍の撤退が「可能性としてあり得る」との考えを示した。東部ではドネツク州でも広範囲でロシア軍の攻撃が続いており、ウクライナ側は危機感を強める。

 ガイダイ氏はルガンスクの戦況について、防衛のための十分な戦力が残存するとしつつも、「包囲されて」壊滅的な打撃を受けることへの懸念を表明。ウクライナ国防省報道官も2州に関して「状況は依然として厳しい」と述べた。